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うさぎ駆動開発

UWP, Xamarin.Macを中心によしなしごとを書いていきます。

A day in the life with TESLA MODEL S

今年の de:code でこんなものをいただきました。

ということで7月14日にテスラ青山にお邪魔して,1日ドライブしてきました。

当初は軽井沢日帰りを考えていたところ,まあちょっときつかろうということで圏央道江ノ島まで行ってきました。なんだかまだうまく自分の感じたことをまとめられていないのですが,だらだらと書いて残しておきます。

de:code 会場にあったものと全く同じ車輌だと思われます。TESLA MODEL S P85Dというモデルになります。今はP90D=バッテリーがちょっと増えたモデルになっていて,差額は40万円程度とか。完全に同じではないけどシミュレーションするとこんな感じ。 f:id:ailen0ada:20160716151910p:plain

ドア


TESLA MODEL S ドアノブ

うにょっと出てきてにゅっと引っ込む。

キーをもって車両に乗り込むと自動でモニタの電源が入りエアコンの運転が開始され,シフトをドライブに入れると車両のシステムが起動する。パーキングに入れてキーをもって降りれば電源OFF。

モニタ

センターコンソールの17インチモニタ,そしてインパネの高精細モニタ。これらを使って車輌の状態は全て把握できる。3G WANに接続できるので,ネットラジオなどもここから聴ける。 f:id:ailen0ada:20160716151130j:plain f:id:ailen0ada:20160716155102p:plain

サンルーフの開閉とかね。 f:id:ailen0ada:20160716155211p:plain

インパネの表示内容はある程度選択可能。ステアリングにあるホイールを使っていつでも変更できる。 f:id:ailen0ada:20160716154436p:plain

リバースに入っているときや,障害物に近いときは警告表示に切り替わる。車両形状の関係でバックミラーの視界が狭いので,センターのモニタは基本的にバックモニタを常時表示しておくのがよかった。今はリバースなのでガイドラインが表示されていて,ドライブ時は表示されない。 f:id:ailen0ada:20160716154721p:plain f:id:ailen0ada:20160716154948p:plain

センターのモニタではWebブラウズとかもできるのだけど,回線速度的にさほど実用的ではない感じ。

アプリはフルスクリーンか上下スタック表示の切り替えで,当然上下の入れ替えは自由にできる。

加速・減速

踏んだだけリニアに加速する。アクセルを離すと結構強めに回生ブレーキが効く。信号待ちなどで停止する以外,フットブレーキはほとんど使わなくてよかった。ガソリン車の挙動ともプリウスのような車の挙動ともまた違うので,慣れるまではアクセルワークでがっくんがっくんします。

何より便利だったのは,停止中にブレーキを踏み込むとホールド状態に移行できるところ。つまり電制パーキングブレーキを作動させて,ペダルから足を離すことができる。ブレーキをもう一度踏むか,アクセルで解除。 f:id:ailen0ada:20160716153448p:plain

ホールド中は右上に「H」アイコンが表示されている。

オートパイロット

もちろんやりましたよこれ。 f:id:ailen0ada:20160716155608p:plain

ウィンカー&ワイパーレバーの下にあるコントロールレバーを手前に2回引くとオートパイロット。1回でオートクルーズ(ステアリング補助なし)。

走行中は常時モニター上にクルマがどのように周囲の状況を把握しているか表示される。オートパイロット中は速度表示の横のアイコンが青に変化する。これらのアイコンが出現しない道路では動作させることはできない。 f:id:ailen0ada:20160716160322p:plain

実際のところ前方のクルマに追従したりするアダプティブクルーズコントロールトヨタとかでもすでに搭載されている。テスラはそこにオートステアリングが加わってるのでとてつもなく楽。人間が丁寧にステアリングするよりはがたつきはあるものの,十分任せておける。 f:id:ailen0ada:20160716160913p:plain

日本では特に渋滞中の追突防止に大変有効なのではないかと。人がちまちま動かすよりはるかに安全。というかみんながこれ使えば渋滞はかなり減るはず。

14日は夕方からゲリラ豪雨で車線が読み取れなくなり,前車の追走モードに切り替わったのだけどこれはちょっと不安な挙動。1950mmの横幅を持つテスラでは常時警告が出続けるようなシーンもあり,ステアリングの挙動も迷っている風だったのであえなく断念。そういったところはドライバーが介入すればすぐ解除されるので,操縦にまごつくことはなかったです。

今のところ自動車線変更は未実装なのか,動作させることはできませんでした。

ナビゲーション

これはちょっとひどい。3G回線であることを差し引いても,ルートを考えるのに時間がかかりすぎている上,ナビゲーションもいまいちタイミングが悪い。適当なSDカードナビのほうがよほど優秀。

サードパーティにナビゲーション部分のAPIを公開してほしい。ルート探索とナビ音声だけ外出しすれば,他は全く問題ない。インパネにルートが表示されるのは非常に便利なので。

音声認識

ボタンを押しながら話して,話し終わったらボタンを離すというのはちょっとイケてない感じ。昔のインターナビでももうちょっとがんばってた。ナビに設定するときは地名をしゃべるのだけど,「不明なコマンドです」と表示されると成功。うーん。

エンジニアとして

乗る前はハッカソンするとしたらどんなことができるだろう,アプリを書くとしたらどんなことができるだろうとかいろいろと思いを巡らせていたのですが,乗ってみるとがっつり運転を楽しんでしまっていました。ぐぬぬ

テスラというクルマは全挙動をコンピュータのコントロール下において,ドライバーを運転に集中させるための支援を行っていた印象でした。オートパイロットと運転に集中が矛盾するように聞こえますが,渋滞中の細かいアクセルワークで疲れてくるともう集中どころじゃなくなる。これをオートパイロットで軽減する。ドライバーは周囲の状況把握に努め,危険な状況でクルマからコントロールを戻す。これが非常にうまく働いていた。

クルマのコントロールを全てセンターモニターから行うことができるので,必要であれば助手席からも操作に介入できる。スイッチ類がかなり少なく,必要なときに迷わず操作できる。

システムに搭載されてるアプリが今ひとつ洗練されていない点がなんとかなればいいなあ。もっと言うならサードパーティにクルマの安全性に悪影響を及ぼさない範囲でアプリケーションを開発させてくれるといいなあ。 テレメトリーデータを吸い出すのはさほど難しくない(de:code でもSurfaceがつながってましたね)し,普通のクルマでもできることなので,一歩先を行きたい。 車線が読み取れないのが困ったので,バーチャルウォール的なものを道路に敷設できないだろうか。安全な車社会のために技術ができることがまだまだあるんだなと感じて,未来の車がもっと楽しみになった。

モデル3なら買えるかなあ…